『Aqours 4th LOVELIVE! ~Sailing to the Sunshine~』Aqoursが私に起こしたキセキ
私にとってのAqoursのスタートは「まぁラブライブ!シリーズだし、1stシングルは買ってみるか。ライブとかはアニメの出来次第かなぁ…」そんな感じでした。
ゆるりと時は流れ2016年1月11日。
第1回目のニコニコ生放送を見て「とても頑張っているんだな。応援してあげたいな」という気持ちが芽生えました。
そして私にとって第一の転機は2016年4月29日訪れます。ニコニコ生放送。運命のお題。
もはや伝説の『セクシー家庭教師』。
面白さに注目されがちですが私にとってはこれが運命でした。お題がスタートした瞬間、ガラリと纏う空気が変わった伊波杏樹という役者の発見。
「待って!Aqoursのなかに物凄い役者さんがいる!!」
そこからは怒涛でした。
比較的手の出しやすい伊波さん関連のCDから買い揃え、伊波さん出演舞台で円盤化されているものを全て揃えるのに三ヶ月とかかりませんでした。
と、同時に他のAqoursキャストさんへの愛着も着々と育まれ。気づいたときにはこうなっていました。
「こんなにもAqoursちゃんが頑張っているんだから下手なアニメ作ったら許さないぞ!」
そう。私にとってのAqoursの〝始まり〟は『キャストのAqoursちゃんへの愛情』だったのです。
その思いはアニメ一期を経て、アニメBlu-ray1巻の映像特典メルパルクホールでの1stイベントを見て、より強いものへと深みを増していきました。
「Aqoursちゃんはただ頑張っているだけじゃない。大きな大きなプレッシャーに抗いながら頑張っているんだ!」
ここからはもはや親のような心理。
「見て!見て!うちの子!可愛い!!しかもこんなに頑張っているのよ!!!」なんて。
そして第二の転機。
1stライブ2日目の『想いよひとつになれ』。
あの日あの瞬間から、私のなかのAqoursちゃんたちは「守りたい存在」から「尊敬すべき女性たち」へと変化していきました。
それは一気に変化したのではなく、あの瞬間をきっかけとしてライブやファンミ、イベント等。ひとつひとつの積み重ねから感じ取って私に生じた変化です。
それでもやっぱり心のどこかに「見守る」そんな気持ちも残っていました。
そして迎えた東京ドーム1日目。
驚きました。物理的にも精神的にも、μ'sのファイナルを見た彼女たちにとっては大きな大きな会場。そんな特別な場所で彼女たちは今までのどのライブよりも自信に満ちた笑顔を見せていたのです!
衝撃でした。セットリストがまるで読めなかったからという部分もあれど、あんなにも純粋にただ〝楽しい〟と感じられたAqoursのライブは初めてでした。
「もう不安も心配もいらないんだ。彼女たちは大丈夫なんだ」
そこに一抹の寂しさを感じてしまったのは親心ファンの我儘ですね…笑
でもその寂しさすら彼女たちは2日目のライブで薙ぎ払ってくれました。
いえ、彼女たちだけではありません。10人目の皆さんが一緒に起こしてくれたのです。
私はキャストのAqoursちゃんが好きです。
Aqoursのライブが好きです。
(ミュージカルやショーが大好きな私にとって、Aqoursのライブは本当に相性が良く楽しめるものなので)
でもだからこそ感じていました。
「キャストさんそれぞれのことが大好きすぎて。例えいつかAqoursとしてのファイナルを迎える日が来ても、かつて味わった宝塚退団者やμ'sのファイナルのような喪失感はないのだろうな」と。
「それぞれの道で活躍してくれるならそれでいい。応援しよう」と。
そのくらいAqoursキャストの個々のことが大好きになっていたのです。
けれどそれは東京ドーム2日目のライブを見る前まで私。
今はもう…無理です。Aqoursのファイナルを想像しただけで胸が押しつぶされそうです。
Aqoursからの「ありがとうございました」。
そのたった一言を受け止めるために熱くてあたたかな静寂を生み出した60000人の10人目の皆さん。
こんなにも想いが〝ひとつ〟になる瞬間を味わってしまった。
それが私に革命を起こしました。
小泉花陽ちゃんが大好きで普段ふにゃふにゃなのに、決めるべき時に決めてくれる。マイクを外した瞬間の気迫に満ちたあの表情を忘れません。我らが揺るぎないリーダー。伊波杏樹さん。
躊躇う空気のあるなか、はっきりとμ'sという言葉を口にしてくれた。決して飾らない真っ直ぐな誠実さを持つ逢田梨香子さん。
2ndライブでのセンター曲のプレッシャーと悔しさをバネに、誰よりも歌唱力の向上を見せつけ圧倒してくれた諏訪ななかさん。
新田さんとの縁を大切にし、やりたいことを言葉にし行動に移せる人だからこそ生まれる説得力。あなたが本物の黒澤ダイヤさんです。小宮有紗さん。
天真爛漫な笑顔で誰よりもステージを駆け回り。いつだって責任のなかにある我ら
がリーダーを隣で笑顔にしてくれる。頼れるAqoursのエンジン。斉藤朱夏さん。
ラストのMCだけじゃない。3rdシングルでセンターを逃したときから「4thシングルの方がヨハネっぽいもんね!」と次なる闘志を宿し、誰よりもヨハネを愛する小林愛香さん。
Aqoursとしてだけじゃない。ソロでも東京ドームの舞台に立つという大きな夢を言葉にする強さを持つ、有言実行の人。高槻かなこさん。
謙虚で優しくて、その存在がすでに親孝行ですよ。そんな穏やかな彼女が唯一プライドを見せる歌唱力。Aqoursの歌の支柱。鈴木愛奈さん。
頑張る姿も、くしゃくしゃな泣き顔も、最高に可愛い笑顔も。あなたは黒澤ルビィちゃんそのものです。降幡愛さん。
私は彼女たちのいるAqoursが好きです。
もう〝さよなら〟は嫌なのに。
それは無意識下の防衛本能だったのかもしれない。
それでも〝好き〟になってしまった。
それがAqoursちゃんと10人目の皆さんが私に起こした奇跡です。
私はキャストのAqoursちゃんが好きです。
Aqoursのライブが好きです。
そして何よりも、Aqoursが大好きです!
いつか〝その日〟は訪れるかもしれない。
それでも、そうでなくても!
全力で追いかけるよ!
さぁ。明日からも頑張るぞ!
胸を張ってAqoursの10人目を叫ぶために。直接声を届けるために!!
勇気はどこに?
輝きとともに、この胸に。