エトワールの木漏れ日

舞台、ライブ、イベントなどの備忘録

『Aqours クラブ活動 LIVE&FAN MEETING ~Landing action Yeah!!~』大阪公演2日目夜「愛してるよゲーム(小宮さん&伊波さん)」覚書

 

お便り「あんちゃんがテレビ番組に出演していたときにやっていた『愛してるよゲーム』をAqoursメンバーでやってほしい」という内容。

 

 

メンバー「じゃあ、あんちゃんお手本ね」
伊波「お手本て」
額に指先をおいて「やらなくちゃいけないのか~」という表情。(伊波さんファンになら伝わると思うのですが「やっちまったぁ~」というときのポーズです)

 

「誰とやりたいか指名していいよ!」
「え~。そうだなぁ~…」
横並びの机の前を歩く伊波さん。
私かな…!という感じで指を胸の前で組んで待つメンバーたち(これはあいにゃのときだったかもしれない)。

「ここはあえて有紗ちゃん!」
ここの‘あえて’という単語チョイスが個人的にツボでした。‘あえて’=‘同じ役者’という伊波さんのなかの認識。そしてチャレンジ!という精神を感じられたので。
貫禄のニヤリ顔で机の前に移動する小宮さん。

 

ステージ中央で背中を合わせる二人。
1・2・3
なぜか西部劇の決闘スタイルで歩き振り返って(拳銃バーンしてたっけ?←追記:やはりしていたようです)。

 

照れたり笑ったりしなければ一歩ずつ近づくというルール。
「キャラクターでいいの?」
「メンバーで」
「うわ~っ、役ならいけるんだけどなぁ~っ」
溢れる伊波さんの役者魂。

 

・「どっちからやる?」という問いに手を挙げて「じゃあ、私から」躊躇っていたわけではないが意を決したチャレンジャーの緊張を漂わせる伊波さん。
・何でもないことのように余裕の表情の王者の風格の小宮さん。
・二人の間にしゃがんでハンディーカメラを持つ小林さん。

「ぐ~りんぱじゃん!」と伊波さんの気づきに場内爆笑。

 


【伊波さんのターン①】
集中するための深呼吸。
真っ直ぐ真剣な眼差しで小宮さんのことを見つめながら
「愛してるよ」(ちょっと低めのイケボ)


【小宮さんのターン①】
ノーダメージのまま優しげな表情で
「あんちゃん、大好き」

 

一歩ずつ近づく二人。

 

【伊波さんのターン②】
有紗ちゃん!愛してる!
とにかく可愛い感じ


【小宮さんのターン②】
「あんちゃん。私のこと、好き?」

ポイントは「こと、」でちょっとためる余裕のお姉様オーラですよ!
その前の可愛い感じの伊波さんの「有紗ちゃん!」の年下感からのお姉様の包容力!!
(みら僕の衣装のはずなのに一瞬セーラー服を幻視しました)

さすがの伊波さんも照れを堪えるように頬が少し膨らむ。が、なんとかセーフ。

 

最後のターンということで「もっと近づいていいよ」というメンバーからの指示により一気に距離が縮まる。
「この距離感ならやったことある」
と伊波さんの両肩をガシッと掴んで引き寄せ『真夏は誰のモノ?』の近づいたり~♪の振りを再現する小宮さん。
これには伊波さんもびっくりと動揺で目を丸くしたまま固まってしまう(あの暴力的なまでの顔面偏差値の高さを誇る美しいお顔が眼前に迫ったら誰でもああなる)。攻め攻めありしゃ。

 

手を伸ばせば触れあえる距離感で。

 

【伊波さんのターン③】
周囲が笑わせにくるので何度か大きく息を吐いて集中。ここでスイッチが入ったときの伊波さんの切なげな表情は圧巻。 その表情のまま
「…っ愛してる」
ここの「…っ」の‘ため’。どうしようもない想いを打ち明けるような切ない声と表情が一番ぐっときました。


【小宮さんのターン③】
それを受けて本気の芝居で返す小宮さん。
「杏樹。私も、愛してる」
もうこのときの空気はゲームではなく、本物の‘役者としての誇り’を感じました。
そして何がずるいってラストだけ小宮さんが「杏樹」と呼び捨てにしたことですよ!小宮さんは本当に終始余裕で女優としての経験、場数の違い。そして小宮さん自身の気っ風のよさを感じました。格好いい女性ですよね!

 

ゲームの勝敗としては伊波さんがテレから頬っぺたをぷっくり膨らませてしまい堪えきれず、客席からもブッブーポーズ。「こんなにたくさんの人からダメ出しされたの初めてだよ!」と笑いを誘った伊波さんでした。

 

本当に、演劇ファンとしても良いものを観させていただきました。ありがとうございました。