エトワールの木漏れ日

舞台、ライブ、イベントなどの備忘録

舞台『スーパーダンガンロンパ2 THE STAGE ~さよなら絶望学園~2017』観劇備忘録

 

(主に、大阪公演でここが可愛かったよ澪田さんメモになります。)

 

 

 

 


 大阪公演初日。
 終演のアナウンス後も鳴りやまない拍手からのさらなるカーテンコール。一部ではスタンディングオベーションも。
 伊波さんもぐっと来るものがあったのか、気持ちを整えるようにして一度大きく息を吐いてから真っ直ぐ客席を見て微笑む姿が印象的でした。
 大阪公演ではその後、毎日トリプルカーテンコールとなっていました。舞台に限らずライブなどでもそうですが地方によってもお客さんの雰囲気は異なるので、今後また全国を回るような公演があれば足を延ばしてみるのも面白いかもしれません。ご当地ならではのアドリブがある場合もありますので。
 地方公演に限らず、公演を重ねているうちに改善点が見えて演出が変わるなんていうこともあります。生の舞台ならではの楽しみだと思います。

 

【大阪公演ここが可愛かったよ澪田さんメモ】


「・」は日替り部分

登場直後の跳躍力。千穐楽に至ってはその反動で髪が角に引っかかる澪田さん。


スクリーンでゆらゆら揺れるウサミちゃんに合わせてゆらゆら揺れる澪田さん。


ウサミちゃんからのプレゼントが降ってきて終里さん、西園寺さんとスイカのビーチボールで遊ぶ澪田さん。
・けっこうラリーが続く澪田さんたち。
・なかなかボールが来ずに「こっちもこっちも!」という感じでアピールする澪田さん。
・ボールを思わぬ方向に飛ばしてしまい「ごめんっす!」という感じで顔の前で両手を合わせる澪田さん。
・全力でボールをぶん投げて舞台袖にボールを飛ばす終里さん。それを取りに行く西園寺さん。


くじを引く時に「ここ空いてるっすよ!」と気遣い屋の澪田さん。(アドリブのため言ったり言わなかったり。初日と二日目は言っていました)


引いたくじの棒で日向くんとチャンバラをする澪田さん。


パーティーの肉を左右田くんにも食べさせてあげて「味の宝石箱や~」ポーズを一緒にやる左右田くんと澪田さん。


・十神くんのお腹をぽんぽんする澪田さん。
・十神くんにひたすら食べ物を与え続ける澪田さん。
・十神くんに食べさせてあげる…と見せかけてあげない澪田さん。


パーティーに遅れて来た九頭龍くんに対して「ペコちゃんのおかげっすね」と言って九頭龍くんに「ああ?」と凄まれるがいつもはビビっているのに「ん~?」とちょっと挑発的に返す澪田さん。(イケメン)


・ビビりながらも九頭龍くんに肉を持っていってみてやっぱりビビる澪田さん。


最初の殺人で一緒に捜査をする澪田さん&ソニアさん。
・床を指差しながら「こっちへ歩いてから向こうへ」という感じで話し合う。
・遺体を改めて見て吐きそうになる澪田さんと、その背中を擦ってあげるソニアさん。
・ソニアさんがテーブルまで移動して「これは事件に関係あるでしょうか?」という感じで肉を澪田さんに見せ「いやいや関係ないっす」的なジェスチャーで手を振るやり取りを二、三度繰り返す二人。(仲良しさん)


跪ずいてお手をどうぞ的なポーズで蜜柑ちゃんを海に誘ってイケメンに連れ出したのに「蜜柑ちゃんの水着~ふふ~っい!」と叫んじゃう澪田さん。(アドリブのため言ったり言わなかったり)

 


【伊波さんのお芝居について】


 江ノ島により復活した澪田さん。だが実は見た目は澪田だが中身は江ノ島のただのアバター。つまり江ノ島が澪田のフリをしているという二重のお芝居になる。そんな複雑な演技を澪田とはまた違った江ノ島として実に妖艶に演じていました。(組み替える足から目を離せませんでした。)

 カムクライズルの台詞で台本では「アバター一同」となっているが「僕は一瞬で彼の本性を見抜きます――」という台詞は伊波さんのみ。伊波さんのクールな男子ボイス。しかも録音かと思いきや毎回生台詞でした。

 カーテンコールでは1日目2日目はBGMにフリフリのり、はけるときはぴょんぴょん元気いっぱいに跳ねる澪田さん。

 


【印象的だった役者さんについて】


狛枝凪斗/鈴木拡樹さん
 狛枝の純粋に希望を求めるがゆえの狂気が本当に素晴らしかったです。近くにいたら絶対に目を合わせたくない 笑 けれど遠くからだとなぜか魅惑的に見えてしまう。そんな狛枝の不思議な色気が指先にいたるまで溢れていました。
 個人的に、原作声優である緒方さんを思い出させる回数が初演よりも多く感じられ、より意識していらっしゃったのかな?とファンとしては嬉しい変化のひとつでした。


アンサンブルのチビモノクマちゃんたち
 再演でもっとも変化したのはチビモノクマたちによる‘おしおきシーン’。クールでスタイリッシュなダンスがより私好みの演出になっており、凝った装置なんてなくても人間の身体だけであれだけの状況や意味、感情を表現できることをチビモノクマちゃんたちは改めて再確認させてくれました。
 舞台を楽しむ上での個人的な感覚として、応援している役者さんが出ていることを抜きにして「このシーンのためにチケット代を払う価値があった!」と思えるシーンが一場面でもあればその公演は当たりだと思っています。今回はチビモノクマちゃんたちのおしおきシーンがそれでした。
 それゆえに4/1夜公演での抽選会後。伊藤萌々香さんとチビモノクマちゃんたちによるサプライズダンスは本当に嬉しかったです。場面は罪木蜜柑ちゃんのおしおきシーンの再現。蜜柑ちゃんの代わりに田中眼蛇夢役の井上さんが‘おしおき’され、相変わらずのエンターテイナーぶりを発揮していらっしゃいました 笑
 何よりも嬉しかったのがチビモノクマちゃんたちのダンスに手拍子を贈ることができたこと。(実際の公演中では‘おしおき’=‘処刑’シーンであるため手拍子は雰囲気にそぐわないため)
 また伊藤萌々香さんのダンスもキレキレでむちゃくちゃ格好よく、マイペースな七海とのギャップに引きつけられました。


終里赤音/高橋ユウさん
 大阪公演初日での出来事。狛枝を探して扉を蹴るシーンで彼女のポケットから電子生徒手帳が落ちるというハプニングが起きました。
 拾い上げポケットにしまおうとするものの緊迫した場面でもあるのでなかなかしまうことができず、結局手に持ったままお芝居を続けることに。しかし消火弾を投げる際にそれは起きました。消火弾と共に手にしていた電子生徒手帳を床に叩きつけてしまったのです。その一瞬だけ素に戻ってしまったのか やっちゃった! という感じで思わず手を口元にやる姿がとても女の子で可愛らしかったです。
 その後は終里赤音として拾い上げ やっべー。壊れてないかな?というお芝居に繋げており感心しました。


花村輝々/三瓶さん
 4/1昼公演での抽選会での三瓶さんの挨拶「え~本日はスーパーダンガンロンパ2さよなら森友学園に」\ドッカーン/時事ネタの笑いで会場は大爆笑でした。伊波さんも笑い声が聞こえるくらい笑っていらっしゃいました。
 今回は芸人さんからはもうひと方、弐大猫丸役としてニューロマンスのおにぎりさんが参加されていました。公演前に放送された公演記念特番で「今回笑いは一切とりにいってません」と仰っていたとおり役と真剣に向き合っている真摯なお芝居がとても好印象でした。


田中眼蛇夢/井上正大さん
 あらゆる笑いを操る男。田中眼蛇夢。まさに眼蛇夢劇場 笑
 とくに配信のあった前楽と千穐楽は凄かったです!
 前楽では降りる予定のないシーンで客席に降り、客席後方にあるカメラに向かってドアップで学級裁判の熱弁&熱演。
 それを受けて狛枝役の鈴木拡樹さんも、本来ならば「あ~あ田中君も酷いこと言うよね」という台詞を「あ~あ田中君も凄いことするよね」と変更。カンパニーの信頼を感じました。

 

 

【おわりに】


感想は以上です。劇場に通うなんて学生時代ぶりでした。
こうして観劇備忘録を残すのも懐かしいですね。当時は手帳にみっちり書き込んでいました 笑
記憶にとどめること、読み返して思い返すことも観劇後の楽しみのひとつだと思っているので。
数年後。十年後。これを読み返すとき、伊波杏樹さんという役者さんがどんな表現者に成長しているのか。楽しみです!